.com .jp .org
ウェブサイトに最適なドメイン末尾は?
副業としてブログやECサイトの運営を行う場合、
まずは自前のサイトを持つためにドメインの取得とサーバの契約を行う必要があります。
ドメインの取得は以下のようなサービスを利用することで簡単に取得することが出来ます。
既に利用されているものを除き、ドメイン名は自由に取得することが出来ますが、
末尾の「.com」「.jp」「.org」といった部分は何を表しているかご存じでしょうか?
どれを選べばよいか悩むことはないでしょうか?
本記事では主なドメインの種類と選び方などについて説明します。
1.ドメインとは?
ドメインとは、インターネット上でウェブサイトやメールアドレスを識別するための名前です。
ドメイン名は、ウェブサイトの「住所」のようなもので、
ユーザーが特定のウェブサイトにアクセスする際に使用されます。
ドメイン名は、通常以下のような構成をしています。
トップレベルドメイン(TLD)
ドメイン名の最後にある部分で、「.com」「.jp」「.org」などがこれに該当します。
セカンドレベルドメイン
ドメイン名の中央部分で、組織名やブランド名、キーワードなど、個別に選ばれた部分です。
たとえば「example.com」では、「example」がセカンドレベルドメインです。
サブドメイン
必須ではありませんが、ドメイン名の最初に付ける部分です。
「www.example.com」や「blog.example.com」の「www」や「blog」がサブドメインにあたります。
サブドメインは、特定のウェブサイトのセクションやサービスを示すのに使用されます。
本記事では以下、各種TLDの特徴と選び方について解説します。
2.各種TLDの特徴
1. .com (Commercial)
「.com」は、最も一般的で広く使われているTLDです。
元々は商業的な目的で使われることを意図していましたが、
現在では個人、企業、団体を問わず、あらゆる種類のウェブサイトで使用されています。
用途: ビジネス、個人ブログ、ネットショップなど、目的を問わない多用途なTLD。
利点: 認知度が高く、信頼感がある。国際的に使いやすい。
欠点: 人気が高いため、希望のドメイン名が既に取得されている可能性が高い。
2. .jp (Japan)
「.jp」は、日本を表す国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)で、主に日本国内の企業や個人に使用されます。
用途: 日本国内の企業、団体、個人が対象。日本市場向けのサイトに適している。
利点: 日本に関連することが明確。地域的な信頼性が高い。
欠点: 日本国外の市場では認知度が低い。
3. .info (Information)
「.info」は、情報提供サイト向けのTLDとして設立されました。
一般的に情報やニュース、データベースなどを提供するサイトで使用されます。
用途: 情報提供、ニュース、リソースサイト。
利点: 情報提供サイトであることを明確に伝える。
欠点: .comや.orgと比べると認知度が低い。
4. .org (Organization)
「.org」は、主に非営利団体や慈善団体、オープンソースプロジェクト、教育機関などで使用されるTLDです。
用途: 非営利団体、教育機関、オープンソースプロジェクトなど。
利点: 信頼性と透明性を感じさせる。非営利活動に適している。
欠点: 商業サイトとして使用すると、訪問者に誤解を与える可能性がある。
5. .net (Network)
「.net」は、インターネット関連のサービスやネットワーク技術に関連する企業や団体が
使用することを想定して作られましたが、現在では広範に使用されています。
用途: IT企業、ネットワークサービス提供者、技術関連のサイト。
利点: ITや技術分野での信頼感を高める。比較的空きドメインが多い。
欠点: .comほどの認知度はない。
6. .biz (Business)
「.biz」は、商業目的で使われることを想定したTLDです。
特に「.com」がすでに使われている場合の代替として使われます。
用途: 中小企業やスタートアップ、オンラインビジネス。
利点: 商業的な目的を明示する。空きドメインが多い。
欠点: 一部で信頼性が低く見られる場合がある。
3.どのTLDを選べばよいのか?
基本的にはどのTLDを選んでも差し当たって問題はないのですが、
国際的に通用して人気の高い.comを選んでおけば間違いありません。
※ただし、数百円程度ですが、ほかのTLDに比較して高くなる場合があります。
しかし、自身の使用したいセカンドレベルドメインと組み合わせた場合に、
.comはすでに取得されていて使用できない可能性が十分にあります。
その場合はセカンドレベルドメインの部分を変更するか、
.comの利用をあきらめて別のTLDを取得することになります。
※選んだドメインが取得済みかどうかは、各種ドメイン取得サービスを利用するうえで申請前にわかります。
どうしてもURLとして利用したいセカンドレベルドメインがあり、
.comと組み合わせた場合に取得できない場合は、ほかのTLDでも十分かと思います。
というのも、結局のところ立ち上げたサイトへの集客は
宣伝、広告、SEO対策といった部分が非常に大きいので、
選んだTLDによる集客や印象といった影響は微々たるものかと思います。
どちらかというと、セカンドレベルドメイン部分の文字列を
・いかに思い入れがあって
・わかりやすくて
・可能であれば短く設定する
ことにこだわったほうが良い集客に繋がるかと思いますし、自身のモチベーションにも繋がりやすくなるかと思います。
4.まとめ
・ドメインとは、インターネット上でウェブサイトやメールアドレスを識別するための名前。
・サイトの印象の核となるセカンドレベルドメインを考えよう。
・思いついたら以下のサイトなどから取得しよう。
・TLDは.comを指定しよう。
・取得済みとなってしまう場合は、ほかのTLDを利用しよう。